2015(H27)年度
国体:近畿ブロック
京 都 vs 大 阪
Set-1-1
開催:2015(H27)8月23日(日)
会場:舞洲アリーナ(大阪)
近畿ブロック・2日目、第5試合。
「京都」vs「大阪」の一戦が開始されようとしていますッ!
どこかで見たようなユニフォームですが、胸には「京都」、そして背中には「KYOTO」と刻まれています。
これは紛れもなく「京都代表」のユニフォームなのですッ!
いつになく、力のこもった練習が開始されました・・・
応援席では大応援団が早くも大きな声援を送っています。
一方、「大阪」代表も熱のこもった練習を開始しました・・・
今日は、メンバーの一人がワールドカップに参加しているとかで、一人足りないチームです。
練習時間が終了すると、それぞれのチームはベンチで入念な打ち合わせを始めます。
そして試合開始のホイッスル・・・
両チームは、最後の確認をしてコートへ向かいます。
「京都」8番のサーブで試合が開始されました・・・
「大阪」の攻撃を巧く受け止めた「京都」の反撃ですッ!
「京都」2番が放った強烈なスパイクを何とか受け止めた「大阪」が素早く反撃。
7番の攻撃が決まって、「大阪」がサーブ・・・
「京都」2番が撃ち込んだスパイクを見事に受け止めた「大阪」・・・
やはりここまで這い上がってくるチームの実力は超ハイレベルです。
昨年度の「国体」では、この「大阪」に敗れて惜しくも準優勝となった「京都」は、
打って打って、打ちまくるのです・・・
しかし、気が付けば「大阪」が3点のリード・・・
今日の「京都」はチョッと出足が悪いようです。
「イケェ~、ブチ込めぇ~、ガンガンいけぇ~ッ!」
ようやく1点を返した「京都」チーム・・・
大応援団は、ここから逆転することを信じて大きな声を張り上げていますッ!
あぁ、ブロックを突破されてしまったぁ~ッ!?
しかし、リベロが上手くフォローして、反撃ですッ!
「大阪」のブロックを抜いたぁ~ッ!
「イイぞぉ~、キャプテンッ!」
「ヨッシャ~、ジリジリと追い上げてるぞぉ~ッ!」
このようにレベルの高いゲームでは、サーブもキワドい箇所を狙うので、ラインを越えてしまうコトもあるのです。
「あぁ、ブロックがや破られたぁ~ッ!?」
でも、8番がシッカリとフォローしてくれました。
そして今度は、撃ち込む角度とタイミングをチョッと変えてスパイク・・・
4番の鋭い打球は、「大阪」の防御陣を潜り抜け、床を鳴らしたのですッ!
「京都」応援団から大きな歓声が上がります。
ロシアの「オブモチャエワ」のような強烈なスパイクを見事に処理し、反撃ですッ!
今度は「京都」のキャプテンのスパイク・・・
ん~、ワタシにはブロックの指にボールが触れているように見えるのですがネェッ!?
「京都」キャプテンのスパイクはアウトとなり、「大阪」に追加点を与えてしまいました。
「京都」の攻撃をかろうじて拾ったぁ~ッ!
そしてチャンスボール・・・
さぁ、態勢を整えてぇ~ッ!
そして「京都」4番の強烈な一撃ッ!
「大阪」は、何とかボールをつなぎ、「京都」コートへと返球・・・
今度は「京都」1番の痛烈なスパイク・・・
おぉ、決まったぁ~ッ!
「その調子、その調子~、続けていこうぜぇ~ッ!」
狙ったボールは、わずかにラインを越えてしまったぁ~ッ!
「あぁ、残念・・・」
「大阪」9番のサーブは意外にクセモノ・・・
サーブポイントを与えてしまったぁ~ッ!
今度は慎重にレセプション・・・
そして「京都」2番が渾身の一撃ッ!
「大阪」のブロックにハジかれたボールは場外へ・・・
「京都」は得点することができました。
追う立場の「京都」・・・
でも、その表情に焦りはないようです。
うぅ、サーブポイントを与えてしまったぁッ!
「さぁ、切り替えていこうぜぇ~、切り替えてぇ~ッ!」
「大阪」もギリギリのコースを狙っているとみえて、ラインを割ってしまいました。
「さぁ、慎重にぃ~ッ!」
返ってきたボールを慎重にサバいて、「京都」の攻撃ですッ!
「京都」2番は、強打かと思わせて、そっとプッシュしたのですッ!
常に相手チームの動きを観察し、先を読む訓練のタマモノでしょう・・・
さすがの「大阪」も、このフェイントには対応できなかったようです。
うぅ、「京都」6番は、チョッとタイミングが合わなかったのが、バランスを崩したようですが、それでも鋭いスパイクを打ち放ちますッ!
さぁ、1点差まで追いついた「京都」・・・
しかし、すぐさま「大阪」は引き離しにかかるのです。
それでも「京都」は、ビッタリと着いていきます。
この試合のレベルは「国体」の決勝戦っといっても過言ではありません・・・