2014(H26)年度
京都府高等学校バレーボール新人選手権大会
予 選
北嵯峨 × 京都翔英
Set-1
日時:2015(H27)2月14日(土)
会場:太陽が丘公園体育館
今日の試合会場は「太陽が丘」です・・・
お天気はイイものの、チョッピリ冷え込んでおります。
そんな中、京都の精鋭たちが「太陽が丘」に集まり、いよいよ予選が開始されるのです・・・
今日はサブアリーナでの試合です・・・
近くで観戦できるので、嬉しいッ!
そして午前9時30分を過ぎると練習が開始されました。
これまでと変わらず、現役を引退した3年生がシッカリと付き添っています。
ある時は雑用に、そしてある時はアドバイスにと、やはり3年生の存在って、スゴイなぁ、っと感じる瞬間です。
そして場内にホイッスルが鳴り響き、いよいよ第1試合がはじまるのですッ!
おぉ、「京都翔英」はノースリーブです。
一方「北嵯峨」は長袖のユニホーム・・・
「北嵯峨」のメンバーの表情がチョッピリ固いのは、寒さのセイでしょうか・・・
「出だしが肝心、慎重に~ッ!」
応援席から大きな声援が飛びます。
「落ち着いてぇ~、ゆっくりでイイからねぇッ!」
予選にもかかわらず双方の応援席には卒業生や父兄の皆さんが大勢詰めかけています。
おっと~、「京都翔英」の的確なブロックにつかまり、最初の点を与えてしまいました・・・
「大丈夫、大丈夫・・・ これから、これから~ッ!」
観客席からは、そんな声が飛んでいます。
「そういえば京都翔英って、ノースリーブだよなぁッ!」
この寒さの中、控えの選手などは寒いだろうなぁ、などと余計な心配をしているワタシだったのです。
「落ち着いてぇ~、次は確実に点にしようぜぇ~ッ!」
「北嵯峨」の応援席は元気です。
そうそう、この笑顔が見たくって会場に足を運んでいるんだぁ~ッ!
「イケェ~、もう一本、もう一本ッ!」
お会いする度に、気軽に笑顔で話しかけて下さる「北嵯峨」の皆さん・・・
もうワタシは、完全に「北嵯峨」の私設応援団だと自負していますッ!
「いけぇ~、いけいけぇ~、ブチかませぇ~ッ!」
「そう、慎重に慎重に・・・」
ワタシなど、胸の前で両手を合わせて、ただ祈っているばかりです。
「ヤッタァ~ッ!」
思わずワタシも、コートの中にいるような錯覚に陥り、大声で叫んでしまいました・・・
「拾ってくれぇ~、つなげてくれぇ~ッ!」
そんな願いが通じたのか、ボールは的確に次へとつながったのです・・・
キミのその捨て身のプレーが、得点へとつながったのですッ!
「ありがとう、ありがとう、ホントにありがとうッ!」
難しいボールも、リベロがしっかりとディグを上げてくれます・・・
そんなリベロの苦労が報われ、得点するコトができたのですッ!
得点した時に見せてくれる彼女たちの笑顔は、何物にも代えがたい「幸せ」を感じてしまいます・・・
「拾え~、つなげ~、食らいつけぇ~ッ!」
「エエぞぉ~、よくぞ拾ったぁ~ッ!」
「いけぇ~、タタキこめぇ~ッ!」
「ヨッシャ~ッ!」
「決めてくれ、この場を何とかしてくれぇ~ッ!」
ここまで勝ち進んできた「京都翔英」は十分な実力があるようで、さすがの「北嵯峨」も、そう簡単には打ち負かすことは難しいようです・・・
「ヨッシャ~、その調子や~ッ!」
この笑顔を目にすると、いくら厳しい状況でも、フッと救われたような気持になります。
「とにかく、踏ん張れぇ~、もう一息だぁ~ッ!」
観客の必死の応援も届かず、またしても同点へと持ち込まれてしまいます・・・
「北嵯峨」がリズムに乗ってきたところで、タイムがかかってしまいました・・・
途中、チョッと手こずったようですが、何とか「北嵯峨」が第1セットをゲットしました・・・
「さぁ、続けていこうぜぇ~ッ!」
応援席からは、そんな声が飛び出しています。