京都府高等学校総合体育大会
バレーボール競技
日時:平成27年5月17日(日)
会場:太陽が丘・体育館
対戦 「京都橘」×「北稜」
このユニホームが会場に姿を現すと、観客席のアチコチから「おぉ」と声が上がります。
「京都の絶対女王」っと呼ばれる「京都橘」の存在感を感じてしまう瞬間です。
派手さはないですがマネージャーさんって大変なんです。
オジサンは、どんな時もマネージャーさんの味方ですからネェ~ッ!
さぁ、いよいよ緊張が高まってまいりました・・・
「京都橘」さん、そして「北稜」さんには大変お世話になってるので、ワタシャ、どちらを応援すればイイんだぁ~ッ!?
「どちらも頑張れ~ッ!」
京都の“絶対女王”と呼ばれる「京都橘」を相手に、緊張があるかと思っていましたが、「北稜」の皆さんはリラックスして、笑顔がこぼれています・・・
おぉ、「応援団」の中に知ってる顔がいっぱい・・・
「応援団」に向かって「頑張れぇ~」っと声援を送ってしまいそうなワタシですッ!?
今日の「京都橘」のメンバーは、この日のために選ばれた"特別編成チーム"だと聞きました。
ん~、チョット緊張しているのか、リベロさんの動きがカタいように感じますネェ・・・?
あぁ、「北稜」に先行されてしまいましたネェ・・・
「まだまだ~、ここからここから~、さぁ、切り替えていこうぜぇ~ッ!」
応援席から大きな声が届けられます。
ん~、「8番」もチョッと肩に力が入っているようで、動きがカタい・・・?
「リラックス、リラックス~、力抜いていこうぜぇ~ッ!」
きっと応援席の声は届いていると思います。
アリャ~、またしてもボールが床を転がっています・・・
2点を先行されてしまった「京都橘」は、これ以上相手に得点を許すワケにはいきません。
一方、北稜」は、追加点を狙って虎視眈々・・・
今度はウマくボールをつないでくれヨォ~ッ!
あぁ、あぁ~ッ!?
いったいどうしたっていうんダァ~、皆んな、ガチガチじゃないかぁ~ッ!
リラックス、リラックス~ッ!
ヨ~シ、その調子、その調子・・・
おぉ、今度はボールがつながったぞぉ~ッ!
そして「8番」がボールをプッシュッ!
おぉ、決まったぞぉ~ッ!
さぁ、ここから挽回していこうぜぇ~ッ!
「集中、集中ッ!」
「京都橘」の応援席は喝采に沸いています。
しかし「北稜」も、追いつかれまいと追加点をたたき出します。
「10番」からつながったボールを・・・
相手コートをヨク見ていた「8番」が、プッシュ。
「京都橘」のコート内は、追撃ムードが盛り上がります。
・・・?
「京都橘」は、まだ緊張が残っているのか、どうもコンビネーションがうまくいきません・・・
「落ち着いてぇ~ッ!」
そんな声が応援席から届けられています。
そしてヤッとエンジンがかかってきた「京都橘」が逆転に成功・・・
今度は「11番」の強打ダァ~ッ!
「京都橘」は、その差を広げます。
相手の動きが良く見えているのか、「京都橘」は、次々に得点を重ねます。
「北稜」のプッシュボールをブロック・・・
「京都橘」が12点をゲットしたところで、タイムがかかりました。
「京都橘」のベンチから細かな指示が出されています。
「北稜」の4番の強烈なスパイク・・・
さすがに1枚ブロックでは防げなかったようです。
後方のフォローも空しく、ボールは床へ転がってしまいます・・・
まぁ、たまにはこんなコトもありますよネェッ!?
しかし、着実に得点を重ねる「京都橘」は、ついに14点、セットポイントですッ!
9番の強烈なスパイクが決まり、「京都橘」がこのセットをゲットしましたッ!
序盤、「どうなってしまうのか?」と思われた「京都橘」だったのですが、やはり中盤から終盤にかけてはキッチリと得点を重ね、終わってみれば大差をつけて第1セットをとりました。
一方、第2セットの「北稜」はどのようなプレーをみせてくれるのでしょうか・・・
ひじょうに楽しみな第2セットですッ!
「北稜」のベンチでは笑顔で打ち合わせを行っています。
そういえば、昨年の「春高バレー」の予選のときは「部員7人」で大健闘したチームでした。
っというコトは、新らたに部員が入って、チームに幅ができた、ってことですネェッ!
一方「京都橘」のベンチでは、監督さんから細かな指示が出されています。
さぁ、いよいよ第2セットが開始されます・・・
「5番」があげたトスを「4番」が強打ッ!
そんな「北稜」の強打を、「京都橘」のリベロがギリギリの体勢でディグを上げます。
そして「9番」が力いっぱい打ち込むのですッ!
このセットでは、「京都橘」が先行しました・・・
今度は「北稜」の逆襲ですッ!
おぉ、さすがは「北稜」・・・
同点に持ち込みましたッ!
「京都橘」の控えの選手は、自陣が得点する度に大声でハイタッチ・・・
ムードを盛り上げて選手たちを応援しますッ!
「京都橘」は、本来のペースを取り戻したようで、次々に得点を重ね、気が付けば大きくリードしはじめました。
「京都橘」が8点を先取したところで、「北稜」がタイム・・・
調子を取り戻した「京都橘」を食い止める作戦はあるのでしょうかッ!?
「北稜」1番のスパイクが炸裂ッ!
ブロックした指先で弾かれたボールは予想もしなかった方向へ飛び出します・・・
皆んなの団結力で、貴重な追加点をゲットできた「北稜」・・・
「北稜」としては、ここでもう1点追加したいものです。
そんな願いを込めて「2番」がサーブを打ち込みますッ!
しかし「京都橘」の攻撃には容赦はありません・・・
追加点を狙っていた「北稜」の思いを打ち砕くようなスパイクがコートに突き刺さりますッ!
またしても「北稜」1番の強烈なスパイクが炸裂して、得点するコトができましたッ!
「北稜」の追い上げムードを打ち砕くように、「京都橘」14番のスパイクが炸裂しますッ!
「京都橘」が底力を見せつけ、「北稜」を退けたのです・・・
お互いに握手を交わした「北稜」の選手に、「京都橘」の応援席から惜しみない拍手が送られています。
“特別編成チーム”とはいうものの「京都の絶対女王」と称される「京都橘」に全力で立ち向かった「北稜」の選手たちの姿は、今日の観客たちの記憶に残ることでしょう。
勝ちを収めたあとも「京都橘」では、ミーティングが続いています。
やはり序盤の乱れを修正するための助言や、次の試合での注意点などが話し合われているのでしょうか・・・?
日頃大変お世話になっている「京都橘」、そして「北稜」の両校が戦うなど、ワタシとしてはどちらを応援してよいものか、とても悩んでしまう試合でした・・・
しかし、皆様がコートで目一杯に競い合うお姿を間近で拝見できましたことに言葉では言いあらわせない喜びを感じております。
これからもお怪我などなさいませんよう、さらに上を目指して励んでいただきたいと存じます。
本日はありがとうございました。